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インプラントの種類と特徴
インプラントの歴史
インプラント治療というのは、歯の失われた場所のアゴの骨の中に、人工的な歯根(チタン)を埋め込み、その上に人工の歯を被せる治療方法をいいます。インプラントは、スウェーデンのイェーテボリ大学医学部解剖学教授のペル・イングヴァール・ブローネマルク博士により開発され、1950年代からの10年以上に及ぶ基礎的研究を礎に、1965年から臨床応用され始め、今日に至っており、その過程で形態や材質や表面正常が変化してきました
そこまでには、古くは1913年に考案されたバスケット型インプラントや1947年に考案されたらせん状型のインプラントそして1953年に考案されたビス型レジン製インプラントもあった。しかし、これらのインプラントは術式の煩雑さや生体内における安定性の低さなどから徐々に臨床から姿を消しました。その後、骨膜下インプラント、歯内骨内インプラント、骨内インプラントが臨床に登場してきましたが、感染の問題や形状の問題、さらには、予知性が低く、重篤な骨吸収を引き起こすこともあり、臨床から遠のいていきました。現在主流となっている口腔インプラントシステムは、ルートフォーム(歯根型)・オッセオインテグレーテッドインプラントと呼ばれる骨内インプラントとなっています。

手術による分類
インプラントは、1ステージ法(1ピースタイプ)と2ステージ法(2ピースタイプ)にわけられます。
術式としては、インプラントの骨内埋入部のみを埋入する一次手術。そしてインプラント骨内埋入部が骨とのオッセオインテグレーションに成功した時点で埋入部位の粘膜を開き、上部構造製作と、装着のために必要なアバットメントを連結する2次手術があります。こうしたシステムがインプラントの信頼性の高い治療法に導く大きな役割を果たしました。
さらにインプラント体の表面性状によっても(a)チタン系インプラントと(b)HA(ハイドロキシアパタイト)をコーティングしたインプラントに分けられます。
(a)チタン系インプラントとは、オッセオインテグレーテッドインプラントと呼ばれており、オッセオインテグレーション(骨結合)を呈するインプラントのことです。このシステムのおかげで、インプラントが骨内で安定維持しているのが一目瞭然となりました。
チタン(生態不活性)な材料とされていて、骨を誘導する能力は無く、単に、骨や生体組織がチタンを無視しているだけなのです。言い換えると、生体がチタンを異物として認識していないため、創傷治癒のメカニズムがチタンの周囲にまで及び、結果的には、生体組織、つまり、骨の中にインプラントが取り込まれた状態になっています。


(b)HA(ハイドロキシアパタイト)インプラントは、HAがインプラント周囲に被覆しており、bio-activeな材料とされ、骨伝導能を有しており、骨と強固に結合する手助けとなっています。しかし、同じHAインプラントであっても製品によってHAの質とそのコーティング技術に優劣があり、質の悪いHAを低い技術力でコーティングしたHAインプラントは使い物にならないですが、一方、優れたHAインプラントはどのような骨質にも対応できます。(こういったことから、信頼のおけるインプラントメーカーを取り扱っているインプラント医院が安心であると考えられます。)

